婚約指輪・結婚指輪、平均はいくら? 最新調査と「買わない」という選択

婚約指輪・結婚指輪、平均はいくら? 最新調査と「買わない」という選択

婚約指輪と結婚指輪は、結婚準備のなかでも「相場がわからない」と迷いやすいお金のひとつです。この記事では、リクルート ブライダル総研の最新の調査から、指輪の平均額と、実際にどのくらいの人が用意しているかを整理します。あわせて、婚約指輪を「買わない」という選択についても考えます。

まず知っておきたい「最新の調査」のこと

指輪の相場としてよく引用されてきた「ゼクシィ結婚トレンド調査」は、2025年度の調査から「結婚総合意識調査」と統合され、「結婚マーケット調査」として新しくなりました。2026年10月時点で最新なのは、2026年1月22日に公表された「結婚マーケット調査2025」です。

この調査は、2024年4月〜2025年3月に結婚した全国の20〜49歳の男女を対象にしたインターネット調査です(既婚編の集計は821人)。結婚式を挙げた人だけでなく、挙げなかった人も含まれているのが特徴です。また、調査の内容が全面的に見直されたため、過去のトレンド調査と並べて「増えた・減った」と比べるのには向かない、と調査元が注意書きをしています。

出典:リクルート ブライダル総研「結婚マーケット調査」調査ページ、「結婚マーケット調査2025 調査結果報告書」(2026年1月22日公表)

婚約指輪・結婚指輪の平均額

指輪の平均額と、用意した人の割合
項目結婚マーケット調査2025(参考)トレンド調査2024・全国推計値
婚約指輪平均43.8万円平均39万円
結婚指輪(ふたり分)平均33.1万円約30万円
結婚指輪の内訳夫16.4万円・妻20.0万円―

婚約指輪の価格は幅が広く、2025年の調査では「30万〜40万円未満」が18.7%、「20万〜30万円未満」が17.2%で多く、「10万〜20万円未満」と「50万〜60万円未満」がどちらも14.1%でした。100万円以上の人も9.0%います。平均額は高い価格帯の人に引っぱられやすいので、「真ん中あたりはもう少し下」と受けとめておくと気持ちがラクになります。

結婚指輪(ふたり分)は「20万〜25万円未満」が19.8%で最も多い一方、50万円以上も18.4%あり、こちらも二極化しています。

出典:ゼクシィ「婚約指輪はなぜ高い?」(2026年5月時点)、ゼクシィ「結婚指輪の人気ランキング」(2026年2月時点)。いずれも「結婚マーケット調査2025」のデータとして紹介。公開されている報告書には金額の集計表がないため、ゼクシィ編集部の記事から引用しています。参考値は「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024年10月25日公表、2023年4月〜2024年3月に挙式・披露宴をした人が対象、全国推計値)

実際に用意した人はどのくらい?

結婚にまつわることした・する予定の人
プロポーズする/される75.6%
結婚指輪をわたす/もらう74.4%
婚約指輪をわたす/もらう55.9%

結婚指輪は4人に3人ほどが用意している一方、婚約指輪は約半数です。裏を返せば、4割強の人は婚約指輪をわたしていないことになります。なお、この数字は購入した割合そのものではなく、「わたす/もらう」をした人と、時期や内容がほぼ決まっている予定の人を合わせた割合です。

出典:リクルート ブライダル総研「結婚マーケット調査2025 調査結果報告書」既婚編(2026年1月22日公表、n=821、ウエイトバック集計)

婚約指輪を「買わない」という選択

婚約指輪を用意しないカップルにも、いろいろな理由があります。結婚指輪にお金をかけたい、新生活や引越しの資金に回したい、ふだん指輪をつけない、などです。代わりに時計やネックレスなどを婚約記念品にする人もいます。

大切なのは、どちらかが「当然あるもの」と思い込んだまま話が進まないことです。次の3つを、ふたりで一度話してみてください。

  1. 婚約指輪がほしいか、ほしくないか:気持ちの面と、ふだん使うかどうか
  2. 結婚準備全体でいくら使えるか:指輪、顔合わせ、結婚式、新生活を並べて、どこにかけたいか
  3. 誰が出すか:婚約指輪を贈られた側が、半額〜3分の1ほどの記念品を「お返し」として贈る習慣もあります(お返しをした人は59.0%)

結婚資金全体の考え方は結婚資金は「3つの箱」で考えるでまとめています。

出典:ゼクシィ「給料の3カ月分ってホント?婚約指輪の相場はいくら?」(「結婚マーケット調査2025」のデータとして紹介)

たとえるなら、先発品とジェネリック

同じ成分の薬でも、先発品とジェネリック(後発医薬品)では値段が違います。でも、値段が高いほうがよく効くというわけではなく、飲みやすさや続けやすさで選ぶ人もいます。指輪も同じで、価格の高さが気持ちの大きさを表すわけではありません。ふたりが納得して選んだものが、ふたりにとっての「合う一本」です。

まとめ

  • 最新の調査は「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日公表)
  • 婚約指輪の平均は43.8万円、結婚指輪はふたり分で33.1万円(ゼクシィ記事より)
  • 婚約指輪をわたした・わたす予定の人は55.9%。4割強は用意していない
  • 平均は高い価格帯に引っぱられる。ふたりの結婚準備全体の中で決めればよい

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品をおすすめするものではありません。制度の内容は2026年10月時点のものです。

結婚とお金
この記事を書いた人
薬剤師FP 池ゆか

薬剤師/AFP/証券外務員一種。お金とカラダの相談室 代表。29歳のとき、母の闘病と父・祖母の介護が重なり、「体調」と「お金」は切り離せないと実感してFPの資格を取得。薬剤師の視点で、家計・保険・NISA・ライフプランのご相談を全国からオンラインで受けています。シティリビング、読売カルチャーセンターで講師を担当。医療法人・ドクターの方のご相談も。

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