両家顔合わせ・結納の費用、誰が出す? 実施率と相場、分け方の考え方

両家顔合わせ・結納の費用、誰が出す? 実施率と相場、分け方の考え方

結婚が決まると、両家の顔合わせや結納をどうするか、そして「その費用は誰が出すの?」という話が出てきます。親世代とふたりで考え方が違うことも多く、気をつかうところです。この記事では、リクルート ブライダル総研の調査から実施率と費用の目安を確認し、負担の分け方の考え方を整理します。

顔合わせと結納、どのくらいの人がしている?

結婚にまつわることした・する予定の人
両家の顔合わせ74.2%
結納26.5%

2024年4月〜2025年3月に結婚した人では、両家の顔合わせは約4人に3人がしています。結納(婚約のしるしに金品を贈り合う儀式)は約4人に1人でした。この数字には、時期や内容がほぼ決まっている予定の人も含まれます。

一方、2024年の「ゼクシィ結婚トレンド調査」では、結納を実施した人は全国で約7%でした。こちらは挙式・披露宴をした人が対象で、調査の対象や聞き方が違うため、数字を単純に比べることはできません。どちらの調査でも、顔合わせが主流で、結納は少数派という傾向は共通しています。

出典:リクルート ブライダル総研「結婚マーケット調査2025 調査結果報告書」既婚編(2026年1月22日公表、全国の20〜49歳の男女821人、ウエイトバック集計)、ゼクシィ「最近の結納事情」(2025年7月時点、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」のデータとして紹介)

費用の目安

顔合わせ・結納の実施率と費用の目安
項目平均調査
顔合わせ食事会9万8,600円マクロミル調査(2025年11月、男女547人)
顔合わせ(会場別・首都圏)レストラン7.3万円/料亭7.4万円/ホテル12.2万円ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏
結納式と会食43.9万円(最も多いのは5万〜10万円未満)ゼクシィ結婚トレンド調査2024 全国推計値
結納金約95万円同上
結納返し(現金の場合)約45万円同上

顔合わせ食事会は、料理と飲み物で1人あたり1万〜1万5,000円ほどが目安とされています。ふたりと両家の親の6人なら、料理と飲み物だけで6万〜9万円ほどの計算です。結納は平均が40万円台ですが、最も多いのは5万〜10万円未満の価格帯で、やり方によって大きく差が出ます。

出典:ゼクシィ「両家顔合わせ食事会の費用。誰が支払う?」(2024年11月時点)、ゼクシィ「両家顔合わせ食事会とは?(親向けマニュアル)」、ゼクシィ「結婚式のお金はいくら?」、公益財団法人 生命保険文化センター「結婚にかかる費用はどれくらい?」(リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」〔2024年10月25日公表〕をもとに作成)

費用は誰が出す? 分け方の考え方

顔合わせ食事会は、ふたりが主催して両家の親をもてなす形が多く、ゼクシィが紹介したアンケートでは「すべてふたりが負担した」人が65%でした。遠方から来る親の交通費は、それぞれの家で出すケースが多いようです。分け方には、たとえば次のような形があります。

分け方向いているケース
ふたりで全額出す「ふたりからのお礼の場」にしたいとき
両家で折半する両家の人数が同じくらいのとき
親の申し出を受ける親から「出したい」と言われたとき。お礼を伝えて、ありがたく受ける
人数で按分する両家の出席人数に差があるとき

結納は、男性側が結納金を用意し、女性側が半額ほどを結納返しとして贈る、という形が知られていますが、地域や家によって習わしが違います。どれが正解というより、両家が同じ前提で当日を迎えられることがいちばん大切です。

出典:ゼクシィ「両家顔合わせ食事会の費用。誰が支払う?」(2024年11月時点)、ゼクシィ「知っておきたい結納金の相場・基礎知識・マナー」

気まずくならないための3ステップ

  1. ふたりで方針を決める:顔合わせだけにするか、結納もするか。費用は誰が出すか
  2. それぞれが自分の親に確認する:相手の親には直接聞かず、自分の親との窓口は自分が担当します
  3. 支払いの方法は前もって決めておく:当日の会場で「どちらが払うか」をやり取りしないよう、事前に段取りを伝えておきます

顔合わせや結納も、結婚資金のひとつです。全体の考え方は結婚資金は「3つの箱」で考えるもあわせてどうぞ。

たとえるなら、チーム医療の「方針の共有」

病院では、医師・薬剤師・看護師などがチームで患者さんを支えます。そのとき大切なのは、役割を分ける前に、まず治療の方針をみんなで共有しておくことです。方針がそろっていれば、誰が何を担当しても迷いません。顔合わせや結納の費用も同じで、「誰がいくら出すか」より先に、「どんな場にしたいか」をふたりと両家で共有しておくと、分け方は自然に決まっていきます。

まとめ

  • 両家の顔合わせは約4人に3人、結納は少数派(結婚マーケット調査2025)
  • 顔合わせ食事会の費用は平均9万8,600円(マクロミル調査)。1人1万〜1万5,000円が目安
  • 結納は平均40万円台だが、5万〜10万円未満が最も多く、幅が大きい
  • 負担の分け方に正解はない。ふたりで方針を決めてから、それぞれの親に確認する

もっと具体的に整理したい方へ

記事の内容を、ご自身の収入や予定に当てはめて整理したい方には、オンラインの個別相談をご用意しています。その場でお申し込みを受けることはなく、「今日は整理だけで」でも大丈夫です。

個別相談のご案内を見る

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品をおすすめするものではありません。制度の内容は2026年10月時点のものです。

結婚とお金
この記事を書いた人
薬剤師FP 池ゆか

薬剤師/AFP/証券外務員一種。お金とカラダの相談室 代表。29歳のとき、母の闘病と父・祖母の介護が重なり、「体調」と「お金」は切り離せないと実感してFPの資格を取得。薬剤師の視点で、家計・保険・NISA・ライフプランのご相談を全国からオンラインで受けています。シティリビング、読売カルチャーセンターで講師を担当。医療法人・ドクターの方のご相談も。

薬剤師FP 池ゆかをフォローする
タイトルとURLをコピーしました